河西 龍太郎
2024年入社
  • #地域創生事業
  • #フルスタックエンジニア
  • #プロダクトマネージャー(WEB)
  • #企画
  • #こどもの機会格差
  • #体験格差
  • #地域活性化

理想を語るだけでなく、自ら動いて形にする

Interview

理想を語るだけでなく、 自ら動いて形にする

河西 龍太郎
2024年入社
  • #地域創生事業
  • #フルスタックエンジニア
  • #プロダクトマネージャー(WEB)
  • #企画
  • #こどもの機会格差
  • #体験格差
  • #地域活性化

地域創生事業部で「こどもふるさと便」の責任者を務める河西 龍太郎さん。
自治体や地域事業者、支援先となる団体や家庭など、さまざまな関係者のあいだに立ち、地域の特産品や体験をこどもたちへ届ける仕組みづくりを進めています。

河西さんの仕事の原点には、「言葉だけでなく、自分で手を動かして形にする」という姿勢があります。
学生時代にWeb制作を学び、自らサービスづくりに取り組んできた経験は、Webやシステム、物流、関係者との調整まで幅広く見ながら事業を前に進める現在の役割にもつながっています。

また、沖縄で育つ中で、家族での時間や体験の機会が必ずしも当たり前ではなかったという実感も、今の仕事につながっているといいます。自身でアウトドアサービスを立ち上げた際に、「体験したい」と思っていても、最初の一歩を踏み出せない人がいることを感じてきました。

今回は、河西さんがネッスーで担っている役割や、こどもたちに食や体験の機会を届ける事業に向き合う理由について伺いました。

足りないところを引き受けながら、事業を前に進める。

Q. 現在のネッスーでの役割について教えてください。

河西:地域創生事業部で、「こどもふるさと便」という事業の責任者をしています。

こどもふるさと便は、ふるさと納税を活用して、地域の特産品や体験を、支援を必要とするこどもたちや家庭に届ける事業です。自治体や地域事業者、支援先となる団体や家庭など、さまざまな関係者が関わっています。

自分の業務としては、自治体とのやり取り、企業側との調整、届ける産品や体験の設計、Webサイトやシステム、物流まわりまで幅広く見ています。

どれか一つだけを見ていれば成り立つ仕事ではありません。それぞれの立場で見えているものや優先したいことが違うので、全体がどう動いているのかを理解したうえで、最終的に事業として成立する形になっているかを見続ける立場だと思っています。

最初から全体を見るポジションを狙っていたわけではありません。作れる人がいなければ自分が作る、分かる人がいなければ自分がやる。そうやって足りていない部分を引き受けていった結果、全体を理解していないと回らない場所に立っていた、という感覚です。

語るだけではなく、手を動かして形にする。

Q. これまでのキャリアの中で、今の仕事につながっている原点はありますか?

河西:大学時代の経験は大きいと思います。

学生団体でサービスを立ち上げようとしていたときに、「言葉だけでは、誰もついてこないな」と思ったんです。理想を語ることはできるけれど、実際に何ができるのかを示せないと信用されない。そのときに、自分には武器がないとはっきり分かりました。

その場にWebサイトを作れる人がいなかったので、だったら自分がやるしかないなと思い、Web制作を学び始めました。最初はほぼゼロからでしたが、作れるようになると、何かを前に進められる実感がありました。

自分で手を動かして形にできるようになると、話だけではなく、実際に進められる。周りの見方も変わる。その感覚は今も残っています。

その後、インターンで学び、社会に出て、独立もしました。自分で手を動かせるものを持つことは、今のネッスーでの仕事にもつながっていると思います。

体験の少なさが、心に残っていた。

Q. スキル以外で、今の仕事に影響している経験はありますか?

河西:家庭環境は大きいと思います。自分は沖縄で育ちましたが、父が単身赴任をしていたこともあり、家族で過ごす時間はあまり多くありませんでした。

大学までは行かせてもらったので、環境としては恵まれていたと思います。ただ、家族でどこかへ出かけたり、いろいろな体験をしたりすることが当たり前にある家庭ではなかったと思います。

大人になって振り返ると、自分から関わろうと思えば関われた部分もあったのかもしれません。でも、そのときはそこまで考えていなかったので、結果的に体験の幅は限定されていたのだと思います。

そういう背景もあって、環境によって体験の機会が限られているこどもたちに対して、自分が関われることで何か少しでも機会を増やせるなら、それは意味があることだと感じています。

体験の入り口を、どうつくるか。

Q. アウトドアやキャンプの経験も、今の仕事につながっていますか?

河西:つながっていると思います。

自分たちでアウトドア向けのサービスを立ち上げたことがありました。その中で、キャンプのような体験も、やりたいと思っている人は多いけれど、実際には始められない人が多いということを感じました。

情報がないわけではなくて、「どう始めていいか分からない」「きっかけがない」という理由で止まっていることが多いんです。

良さを知ってもらうことも大事ですが、それ以上に、最初の一歩をどうつくるかの方が重要なんじゃないかと思うようになりました。誰でも一度体験できるような環境をつくれないか、という話もしていました。

今ネッスーでやっていることも、広く捉えると、体験の入り口をどうつくるかということに近いと思います。こどもたちに食や体験の機会を届けるという意味で、自分がやってきたこととつながっている部分があります。

自分たちの会社を続けながら、どう関わるか。

Q. ネッスーに関わると決めたとき、迷いはありましたか?

河西:一番迷ったのは、立ち上げた会社を続けながら、どう関わるかという部分です。

自社サービスであれば、意思決定の自由度は高いですし、自分の責任で全部決められます。一方で、ネッスーに関わると、自分の意志だけでは動けないことも増えます。

その中で、この関わり方でいいのか、それとももっと踏み込むべきなのかというところは考えました。

ただ、自社サービスをやってきた中で、思うように事業を広げられなかった経験がありました。志はあったと思うのですが、目標に向かう意識の強さという点では、自分たちの中で足りなかった部分もあったと振り返っています。

代表の木戸さんと話したときに、強い意志を持っていることを感じました。この方向でやるべきだと思えたことは大きかったです。

やらずに判断するのはもったいないとも思いました。一度中に入ってみて、その中で自分に何ができるのかを見たうえで考えよう、という判断でした。

大変かどうかではなく、力になるかどうか。

Q. 仕事の中で、意思決定をするときに大切にしていることはありますか?

河西:あまり、楽か大変かで判断していないと思います。

迷うときは、それをやったら自分が強くなるかどうかを見ています。やったことがないことでも、それを通して自分の力になると判断できるものは、やろうとすることが多いです。

逆に、今できることを繰り返すだけだと、状態としてはあまり変わらない。だから、どこかで負荷がある選択になることは多いと思います。

ただ、ずっと120%で走り続けると、判断の精度が落ちることもあります。最近は、ちゃんと休むことも重要だと思うようになりました。考え続けるためには、考えられる状態でいることが大事です。

睡眠の質にも関心があります。睡眠の状態が悪いと、思考の質にも影響する感覚があります。常に良い状態でいられるように、自分のコンディションを整えることも大切にしたいと思っています。

正しさだけでは、続かない。

Q. ネッスーで働く中で、「これは簡単ではない」と感じることは何ですか?

河西:お金を生み出すことと、信頼をつくることです。

社会課題に向き合っている仕事なので、「正しいことをやっている」というだけでは続きません。それが事業として価値のあるものだと認めてもらい、お金を払ってもいいと思ってもらう必要があります。

自分たちの会社であれば、自分たちの得意なことに価値を見出してもらい、対価をいただくモデルはつくれていました。ただ、ネッスーのように、組織として達成したい目標があり、その目的に向かう道の途中で継続的にお金を生み出していくことは、やはり難しいことだと思います。

信頼をつくることも簡単ではありません。ネッスーの事業は、さまざまな企業や自治体、支援団体など、多くの関係者と一緒に進めていく必要があります。初めて会う人たちに、「ネッスーとならできそうだ」「あなたなら任せられそうだ」と思ってもらうことは、簡単ではありません。

信頼は、一度会っただけ、一度取引しただけでは生まれないと思います。関係性を積み重ねながら、一緒に進めていける状態をつくることが必要です。

同じ方向を向き続ける難しさ。

Q. 個人として難しいと感じることはありますか?

河西:組織の目標と、個々人の目標を重ねていくことです。

組織の中にいる人たちは、それぞれここにいる理由が違います。もちろん大きな方向性には共感していると思いますが、環境の変化もありますし、一人ひとりの状況も変わっていきます。

その中で、同じ方向を向き続けることは簡単ではないと思っています。

目標に向かい続けるためには、組織としても、個人としても力をつけていく必要があります。お金を生み出すことも、信頼を得ることも、人の心を動かすことも、全部簡単ではありません。

でも、そういう簡単ではないことに向き合っているからこそ、自分がここにいる理由にもなっているのだと思います。

形ができていく途中に、関わるということ。

Q. これから入社を考える方へメッセージをお願いします。

河西:今のネッスーは、これからいろいろなものが具体的に形になっていくフェーズだと思っています。

まだ決まりきっていないことも多いですし、難しさもあります。一方で、この段階から関わるからこそ、自分で考え、手を動かしながら、事業や組織をつくっていける余地も大きいです。

安定した環境の中で決まったことをやるというより、安定する前の状態から、自分たちで生み出していくフェーズです。何かを生み出す人もいれば、それを支える人、定着させる人も必要です。今は、いろいろな人がそれぞれの分野で力を発揮できるタイミングだと思います。

同じ方向を目指す船に乗りたいと思える人であれば、自分の特徴を活かして輝ける場所はあると思います。

いつかではなく、今だからこそ味わえることがある。そう感じています。

河西 龍太郎
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